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2005年3月終了のアニメ総括

 いやぁ、今期も結構アニメ作品が多く、深夜なども番組が被りまくりでしたが、良作が多く楽しめました。でも、チェックしているのは深夜アニメが中心ですけどね。ねこたま的に楽しめた2005年3月終了のアニメ作品トップ5は以下の通りです。


  1. 舞-HiME】 美少女学園ラブコメ&召喚獣(?)なアニメで、正直最初はどうかな…って感じでしたが、4話でギャグ色&サービスシーンで萌え~、かと思いきや8話から始まる心痛むシーンが後半では加速し、登場人物たちがお互いを疑い、お互いを陥れ戦うシーンは手に汗握って見てました。チャイルドもねこたま的に萌え~だったし。同じ女性を好きになるビアンなキャラが出てきたり(少しイッちゃってる感じでしたが…)して、当サイトでも「『好き』の意味 -舞-HiME-」という記事を書きましたが、バディー等で有名なharukiさんも見ていたそうです[舞-HiMEにときめく。]。最終回まで見終わって、もの凄く楽しめた作品です。DVD買っても良いかも~と思える良作。ラジオ番組(ネット・CDも有り)が補足的なドラマもあってそちらもお勧め。週刊チャンピオン連載のマンガは別ストーリー。

  2. 月詠】 「ネコミミモードで~す♪」とオープニングから萌えを直球で狙った作品。毎回手が加えられるオープニング映像や番組最後にはマンガ・コミケ界で有名なイラストレーターが描く様々な「月詠」のイラストが映されるなどコアなオタク向け。ですが、建て物の断面図によるストーリー展開や、視聴者のツッコミを代弁して「たらい」や「ヤカン」が落ちてくるという「8時だョ!全員集合」(1969-85年・TBS)[DVD我が青春のドリフターズ]ネタが少し違和感あるし30代以上限定のギャグなのでどうなの?と思ったり。まぁ、最終回では舞台が回って(3DCGで再現!)歌のコーナーへ…というシーンまで再現してひっくり返りそうになりましたが。画のクオリティーとしては良い方なのですが、時々制作側が間に合わず(?)放送事故に近いほど「動かない」「低解像度」のシーンがあったりとゲンナリさせられました…。順次発売中のDVDはかなり修正を入れているようですが、その労力をテレビ放送時に費やして欲しかったです。

  3. ケロロ軍曹】 一旦この3月で終了し、4月1日(本日)からは金曜日18時へ移動となりました。予想以上に面白く、「イデオン&エヴァネタ キタ━(゚∀゚)━ッ!! 【ケロロ軍曹】」でも書いたように特に30代を狙ったギャグが多くツボに嵌りました。最終回は不覚にも涙してしまいました。本日、放送時間変更した第一話を見ましたが、懸念していたオープニングとエンディングの曲がイマイチで、子供受けにしなくて良いの?と言う感じ。エンディング映像は面白いと思ったけど。「更にパワーアップして~」と言ってますが、元々テンション高かったので視聴者の飽きとマンネリ化が心配。

  4. 巌窟王】 オタク萌え要素が少ない分、一般・女性にも人気があったという良作(MovieWalkerとのタイアップも影響か)。アニメーション制作のGONZOによるハイクオリティーな映像は圧巻。パターンスイッチャーによる2Dテクスチャーも最初は抵抗ありますが、とても美しく味がある映像となっています。得意の3DCGの部分は映像・演出共に素晴らしく、地下宮殿は圧巻。ストーリーはヨーロッパ文学を色濃く反映している感じでしっかりしており、最終話の後日談がストーリー全体を引き締めています。ちなみに主人公に片思いの萌え系美少女なキャラ「ペッポ」は男です。以前「『巌窟王』今夜放送」という記事を書きましたので、よろしければそちらも。

  5. ファンタジックチルドレン】 キャラクターデザインで深夜アニメとしては損をしている感がありましたが、中盤に掛けて「べフォールの子供」絡みの謎の部分が面白く、後半に向かうほど面白くなってきました。最終話はまとまっていますが詰めが甘かったり演出が余韻を残すような大人向けでなかったのは少し残念。「水のまどろみ(Russian Version)」の記事でも書きましたが、エンディング曲の「水のまどろみ」はお気に入り。

 上記以外では、宇宙戦での戦略性が面白かった「スターシップ・オペレーターズ」や、2つのストーリーが進行し最後につながる…と言う演出はちょっと分かりづらいけど映像や演出はそこそこ良く出来ていた「JINKI:エクステンド」、宇宙の3DCG映像以外は予想以上にロークオリティー(食事のシーンは2コマと、中割り無しでびっくり!さすがモッコス?)な「Xenosaga」などありましたが、やはり12~13話という1クールで終わってしまっては、ストーリー展開や感情移入は難しいですね。それでも良いって感じの作品ではありましたが。「JINKI:エクステンド」はコミックブレイドで連載中ですが、アニメも今後続編が作られるような雰囲気。スターシップ・オペレーターズは小説とコミックが進行中ですが、アニメの方はストーリーが完全に終わってますから今後は無いですね。
 4月から始まるアニメ作品も結構ありますが、ラインナップを見ると、さすがにネタ切れという感がしますね。ガラスの仮面はゲイにも人気のある作品のリメイクで、1年以上の企画との事ですが、どうでしょう…。連載中のマンガ、特に少女漫画のアニメ化も拍車が掛かっていて、どうやって終わらすのか心配。

2005/04/01 23:35