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「好き」の意味 -舞-HiME-

 TV東京にて木曜日深夜1時30分から放送中のアニメ番組「舞-HiME」もいよいよストーリーが架橋に差し掛かってきました。最初は、よくある美少女学園ものの萌え系かと思いきや、意外な展開に結構面白くなってきましたね。前半は、風華学園に集まった「HiME」と呼ばれる女の子達が、いわゆる召喚獣である「チャイルド」で学園に出没する怪獣「オーファン」を退治してゆく…という展開でしたが、後半は、今までの戦いはは単なる序章に過ぎず、「チャイルド」が倒されると自身の一番大切なもの、つまり思いを寄せる人が消える…そして、戦い倒すべき相手は、一緒にオーファンと戦った同じ学園の仲間同士なのである…というストーリーが展開されています。
 登場する「HiME」達は、それぞれ大切な人を守る為に危険を冒し戦うのですが、その相手を思う気持ち、「好き」と言うものを、いろいろな形で持っています。一緒にいると楽しい(料理も作ってくれるし)というものから、幼なじみ、肉親、恋愛対象としてなど、それぞれのキャラクターが思う「好き」と言う感情が主人公達を動かしているのですが、恋愛対象は異性だけでなく、同性に対しても抱いているようなニュアンスの表現もあります。何となくは匂わせていたのですが、本日(2005年2月26日)放送「目覚めるとき」にてお互いに「好き」であると言葉を交わすが、その後「でも、あんたの好きと、わての好きは違うんどす」との恋愛感情があると匂わすセリフがありました。また確定した説明はありませんが、同性に対する恋愛感情である「好き」を伝えられず、そしてそれ程の強い思いは自身の「チャイルド」が倒されると消えてしまう対象となってしまうという危険をはらむ等、生徒会長である藤乃静留は辛い立場にあるように感じます。
 現実世界においても、やはり「好き」という思いを持つことは素晴らしいと思いますが、それを伝えること、相手が男同士・女同士なら更に同性愛であると言うことを伝えることとなり、その後の反応や付き合い方の変化を考えるととても難しいですよね。人の心を揺り動かす「好き」と言う感情、そしてそれをお互い育むことが出来るパートナーを探すことはゲイにとってノンケ以上に大変難しいと思いますが、幸せはどんな人にも訪れるはず。現在パートナー不在のねこたまですが、「好き」と思い続けられる人を諦めずに探してゆきたいと思いますし、できれば一生お互いを支えていける関係を持てるパートナーに出会えることに期待したいです。

2005/02/25 02:27