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2005年03月29日

ゲイビジネスとドラッグと

 ぼせwebにて「脱法ドラッグとか自己責任とかお金とか」というタイトルで脱法ドラッグ(2005年4月17日以降は麻薬に指定[厚生労働省・麻薬の新規指定について])である「ゴメオ」販売サイト「5meo.com」について取り上げております。この件については気付いていた方も少なくないと思います(Googleで「5meo」で検索、Yahoo!でも「5meo ゲイ」で検索すれば明らかです)が、現在は清算の方向で動いているようなので個人的に歓迎です。
 「出会い」と「性風俗」以外に関してはノンケ(ゲイ以外一般)との明らかな違いが存在しないのでゲイビジネスのマーケットは「男同士の出会いの場」と「雑誌やビデオ等のポルノ」「性行為をするシステムの提供」に集中し、あまり表に出るべきものではありませんが、それはある程度「必要」とされるものだと思います。しかし、快楽を追求し過ぎると、それと引き換えに健康を蝕む「麻薬」、もしくはそれに近いものに手を染めてしまうのは、ゲイ・ノンケ問わず、悲しいかな人間の性(さが)なのでしょうか。特に男性は「危ない橋ほど渡りたくなる」という傾向が強いので脱法ドラッグ(以前で言う合法ドラッグ)と表記されると「ヤバイ位効くんだろう」と買い求める傾向が強いかと思われます。健康を害し、死へと至らしめる可能性のある薬品販売を「ゲイビジネス」として扱われることに、個人的には同意しかねるので、2005年4月17日以降といわず、健康を害する可能性のある薬物との関係を絶ち、破棄して頂きたいと思います。もしゲイショップもしくはゲイ向け通販などで今回の法改正に抵触する薬物を取り扱い、刑事事件となった際にはゲイビジネスのみならず、更にはゲイに対する風当たりが強くなるので、出来れば今すぐにでも該当する、もしくは今後該当する可能性のある不正使用される可能性のある薬物販売は止めた方が良いと思います。もちろん該当薬物を個人で所持されている方も処分してくださいね。健康な体あってこそ、ですから。
 ゲイビジネスとして成り立つ商品・サービスは、もっと他にもあると思いますので、ぜひとも危険な橋を渡るのではなく、法に触れる可能性の無い健全なサービス、また更なる新しい市場の開拓も頑張って欲しいと思います。「なんで扱わないのかなぁ」という商材って結構ありますし。

投稿者 ねこたま : 22:38

フリーフォントがau携帯「PENCK」に使われている件で

 足立 裕司 氏作成のフリーのオンラインフォント「Major Kong」がauの携帯電話「PENCK」のテンキー上で他人の制作物として使用されているという情報がご本人の検証サイト[ミラーサイト]により公開、2ちゃんねるスラッシュドット等で取り上げられ、現在impress Watch Headlineではトップ記事として扱われております(記事はこちら)。2ちゃんねるでは祭り状態で多数のスレッドで盛り上がっており、ついに(?)トップ画像にも…。
 「W11k」「infobar」「talby」に続く"au design project"の一環として発売された「PENCK」は、その丸みを帯びたデザインと不可能と言われていたメッキ塗装の採用、デザインを主張したキートップと画面デザインでねこたまも大変興味を持っていた商品です。ITmediaモバイル「誰1人が欠けても作れなかった~『PENCK』完成までの道のり」の記事に感動した人は少なくないと思います。サイトウマコト氏デザインということで、各方面で取り上げられておりましたが、キートップで使用していたフリーのオンラインフォントをauの広報がサイトウマコト氏作成によるフォントとして扱っていた為に「盗用」とされ、問題となっておりました。現在はauから各メディアにお詫びの連絡をしており、経緯としては

デザイン担当者本人が「PENCK」のテンキーに適したフォントを探して「Major Kong」を使用し、auの担当者に『テンキーの数字は手書きフォントです』と説明したという。担当者はこのプレゼンを受け、デザイン担当者による手書きフォントであると誤解したという[窓の杜]
とのことで、意図的なものでは無かった模様。とはいえ、モリサワなどの業務利用目的の製品ではないフリーのフォントを、サイトウマコト氏自身のデザインしたものとして世に排出される製品に安易に使用してしまった事には問題が無くは無かったと思います。
 今回の謝罪にまで至った事は、作者が著名なwebデザイナーであったこと、そして氏のサイトによる検証や個人を含めたサイトによる盛り上がりという「Webというメディア」によるものが大きかったと思います。そして今回の件では、意外にもフォントの著作権が主張できない(独自性が強くないとタイプフェイスの法的保護が無い)という部分を公にしてくれました[参考:JTA 文化庁に「要望書」を提出]。最近は雑誌やムックなどで無断転載を許可していないフリーフォントやフリーソフトが転載されることが日常茶飯事となり、「無料の携帯待ち受け画面」と謳う雑誌の殆んどは著作権をクリアしていないものばかりという現状に、一石を投じて欲しいと思います。と言っても、普通は著作権の主張の為に個人で裁判を起こすのが難しいので、一般人VS企業の構図は難しいよね~。逆に、仕事で様々なデザインに関わる人から社内での書類に至るまで、様々な既存の素材を使う際には著作権を今一度尊重し、気をつけて使っていく必要があるかと思います。

投稿者 ねこたま : 19:13

2005年03月18日

ドラえもん 本日の特番を持って声優交代へ

 ねこたまの物心ついた頃に好きになっていたマンガはドラえもんでした。コロコロコミックは食い入るように見ていて、もう子供の頃はドラえもん一色だった気がしますね。テレビ放送(当初は月曜~金曜日の毎晩6時50分からの10分番組)や映画化(のびたの恐竜)などに感動したのはつい昨日のよう…(と言っても20年以上前か…)。1979年から現在まで26年間続いているテレビアニメのドラえもんですが、とうとう声優交代となりました。皆さん70歳前後になられていたのですね…。大山のぶ代さんの「ドラえもん」、小原 乃梨子さんの「のび太」は本日の特番である、ドラえもんオールキャラクター総出演の感動ストーリー「ドラえもんに休日を!?」[19:00~19:54 テレビ朝日]で最後です(現在は前半のパートのみ新作・後半[ハリーのしっぽ]は再放送分)。気づいた方は録画した方が良いかも。
 既に様々なメディアで伝えられている通り[Yahoo!NEWS]、声優陣の刷新が行われ、公式ページでも新スタッフの顔ぶれが掲載されているお知らせが公開されています。声優陣の刷新と共に、画の方にも手が加えられ、基本的には変わりませんが体の線がより自然になっているようです。ドラえもんも少し原作に近づいたり、登場キャラクターが全体的にずんぐりむっくりというか妙に直線的な体の線の感じが軽減されているよう。
 今回の話題は何といっても「ジャイアン」役の木村昴 君が14歳ってトコロですね。でもその割には大人に見えるかも。っていうかかわいいかも~。新キャストでの番組は4月15日の1時間スペシャルからとのこと。そういえば、今年の1月15日、声優陣刷新決定後にその節目を祝って(?)日本のゲームセンターの聖地とも言える「新宿スポーツランド西口店」が「クラブ セガ 新宿西口」へとリニューアルされたオープン記念イベントで大山のぶ代さんが1日店長を務めた(ファミ通.com)時に行けなかったのは残念だったな。あ、久々にコロコロコミック買おうかなぁ~。

投稿者 ねこたま : 03:09

2005年03月13日

エターナルカオス永久無料(~エターナル・フリー~)

eternalchaos.jpg GAMANIA(ガマニア)の提供するWindows用MMORPG「エターナルカオス」(ラグハイム)が3月10日14時からゲーム利用料金が廃止となり、無料で利用できるようになりました。以前は月額980円をGASHポイントと言う形での支払いを収入源としていたようですが、利用者の減少の対応としてか今後はアイテム有料販売サービス「エタカ ハンターチャンス」を収入源として運用との事。通常の利用に関しては無料で利用できる事となったので、久々に「エターナルカオス」をやることにしました。久々…というのは、正式サービス前のβバージョンの際に、無料で利用できる機関があったので、その際にやっており、正式サービス開始後は料金が発生するのでやらなかったのです。結構面白いと思ったし、当時としては良く出来ていると思っていて料金を払うことをことさら避けていたわけではありませんでしたが、他の様々な3DMMORPGのサービスが始まり、βテストを試してみたりしているうちに興味が失せてしまっていました。グラフィック的には最新のDirectX9のシステムを利用した「ファイナルファンタジーXI」や「リネージュII」と比べるとポリゴン数の少なさ等見劣りしますが、逆に最新の高性能環境でなくとも利用できるというのはメリットでもあります。
 開始時期未定とのことですが、新種族「ハイブリーダー」というキャラクターが追加される「エターナルカオス2005(仮)」の導入が決定し、今後更に楽しめそうです。「ハイブリーダー」のデザインが良いので、開始されたら早速使用する予定。
 ということで、ゲームにのめりこんだ堕落した生活を送る為、暫くはブログの更新頻度が落ちます…。でも、ある程度やったら止めないと、ゲームって時間がもったいないよね~。

投稿者 ねこたま : 01:02

2005年03月05日

イデオン&エヴァネタ キタ━(゚∀゚)━ッ!! 【ケロロ軍曹】

 週末の朝はお子様向けアニメや特撮番組が集中し、「つまらないなぁ~」と思っているお父さんお母さん!土曜日朝10時放送のアニメ「ケロロ軍曹」は、子供だけでなく大人も楽しめるネタ満載ですよ!(いやぁ、ゲイではこういうシチュエーションは稀かな…)。
 ストーリーはドタバタギャグアニメなのですが、ケロン星からやってきた主人公「ケロロ」の趣味はガンプラ(ガンダムのプラモデル)作りで、至るところにガンダム&ガンプラネタ満載。そう、現在小さいお子様を持つと思われる30歳前後の男性は「機動戦士ガンダム」の初回放送と、「抱合せ販売」が問題にもなるほど社会現象と化したプラモデルブームを経験している世代であり、その人たちの心をくすぐるかのようにネタを振ってきます(制作している側の世代でもありますしね)。この辺りは、現在発売中の「日経キャラクターズ」6号の「子供の目線」という記事で取り上げられていますので、そちらも興味がある方はご覧下さい。
 「ケロロ軍曹」は「月刊少年エース」掲載中の吉崎観音氏によるマンガ[第50回小学館漫画賞を受賞]が原作で、アニメ化にあたってはガンダムと同じ制作会社であるサンライズが受け持つことで、ガンダムネタが大々的に扱えるようになり、そればかりではなく「ガラスの仮面」(TV29話)「宇宙戦艦ヤマト」(TV33話)など毎回様々なアニメをネタにしたパロディーで、ねこたまも毎回笑いながら楽しんで見ています(もちろん子供はいませんが…)。
 特に本日放送の第48話「ケロロ小隊 春のうららの大作戦 であります」「冬樹 ダメダメハザード救出作戦 であります」ではアニメに限らず多くの作品のパロディー満載で、現場の人達の日記を辿るのはタイトルどおり?「バイオハザード」のもの、「男やったら~」と言ってハンガー振り回す「刑事物語」主演の武田鉄也の演じた役のネタや、「ケロのゲージ」と言っているのは「伝説巨人イデオン」[バンダイチャンネルにて映画版を有料配信中]に出てくる「イデのゲージ」(同じ効果音・「IDEON」と同じく「KERO」と表示される凝り様)、仮面ライダーの主人公…以上の熱血キャラ「コゴロー」(最近良く出てきます)、そして彼の上に浮かぶ「SOUND ONLY」と書かれたモノリス風の物体は、そう、「新世紀エヴァンゲリオン」からのもの、など多数あり。特に後半はエヴァネタ大爆発で、「ブラッドタイプ・ブルー」なるエネルギー体の中心は、「THE END OF EVANGELION」での巨大化した綾波そのまんま…(エンディングクレジットでは「巨大女」という扱いでしたが…。声優さんは林原めぐみさんではなく、榎本温子さんでした)。「多分、私は4人目だから」「だって私はあなた達の人形じゃないもの」「私が死んでも代わりはいるもの」というそのまんまのセリフ連発で、「マーチインパクトで~」はもちろんエヴァの「サードインパクト」からで、3月:Marchだから…とのこと。多分、今回のエヴァネタはこれが発端か? 表示パネルもエヴァ独特の世界観のものを取り入れています。同じテレビ東京の番組とはいえ、ここまで来ると笑ってひっくり返りそうでしたわ~。ちなみに来週の予告の映像には、「宇宙戦艦ヤマト」のコスモクリーナーらしきものが…。
 登場キャラも一通り揃い、この3月で放送終了…と思いきや、4月より2年目突入とのこと。このパワフルなアニメが引き続き見れるとの事で嬉しい限りです。子供に人気のオープニング主題歌「ケロッ!とマーチ」がどうなるのか、エンディングは「アフロ軍曹」に続きダンス☆マンだといいなぁ、などと気になります~。
 ってなわけで、毎週欠かさず録画しているねこたまです…。ネタ的に、というのもありますが、精神年齢がターゲットとなる子供と同じ…ということなのでしょうなぁ…。

投稿者 ねこたま : 19:46

2005年03月02日

エヴァンゲリオンの音楽

 ぼせwebにてエヴァンゲリオン劇場版サウンドトラック「DEATH」にも入っている「パッヘルベルのカノン(三声のヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調[Kanon und Gigue für drei Violinen und generalbaβ D-dur])」について取り上げており、それにちなんで「エヴァンゲリオンの音楽」について取り上げてみたいと思います。テレビ放映から10年…( ̄ロ ̄|||) ぼせさんはリアルタイムで見ていたか微妙ですが、ねこたまは放映以前から「凄いらしい」との噂になっていた「エヴァ」に当時どっぷり浸かってました。
 エヴァンゲリオンといえばオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」は有名ですが、一般的に影響を与えたと言う点ではエンディング曲「FLY ME TO THE MOON」が話題に上がることが多いと思います。この曲は番組オリジナル曲ではなく、作詞・作曲 Bart Howardのスタンダード・ナンバーの曲で、アニメ番組に使われるのは珍しい事だと思います。原曲が発表された1954年当初は「In Other Words」という3拍子の曲でしたが、その後1962年に「Fly Me To The Moon」と曲名を変え、4拍子の今の形になったそうです。フランク・シナトラ[iTMS]など海外で多くの有名アーティストにより歌われ、日本でも宇多田ヒカル、小林圭、ケイコ・リーなどが歌っています。エヴァ放映以前では日本ではあまり歌われていなかったので、影響は少なくないかと思われます。番組では、ほぼ毎回違うバージョンの「Fly Me To The Moon」が流れると言う、アニメ、そしてテレビ番組においても前代未聞の企画でした。様々な歌手、様々なテイストで毎回エンディングが楽しみでした。
 劇場版において使用されるBGMとしてクラシック曲が多く使用され、「パッヘルベルのカノン」や予告に使用された「Dies irae(レクイエムより)」[iTMS]などはエヴァのイメージが少なくないようですね。その「パッヘルベルのカノン」に歌を載せたsweetboxの「Everything’s Gonna Be Alright」が有名ですが、それより少し前に、「EVANGELION-VOX」[Amazon]という劇場版「THE END OF EVANGELION」公開後に発売されたアルバムの8曲目に「UTOPIA」と言うラップの曲があり、歌詞は全然違いますがコンセプトが似てるなぁ~と思ったり。
 日本の音楽界にその名を知らしめたのが、TVサウンドトラック3枚目「NEON GENESIS EVANGELION III」[Amazon]のオリコンアルバムチャート初登場1位です。アニメのアルバムでは「銀河鉄道999」以来17年ぶりの快挙だったとの事。購入の際、微妙に恥ずかしいジャケットでしたが…。エヴァンゲリオンの音楽アルバムは、テレビ・映画のサウンドトラックなどに加え、「エヴァンゲリオン・クラシック」というコンセプトでまとめられたアルバムなど多くのCDが発売され、DVDオーディオと言う形でも販売さています。
 ねこたまとしては、先に紹介した「EVANGELION-VOX」と言うアルバムがお気に入りです。他のサウンドトラックは番組挿入の為に短かったり、効果音的なものだったりと、普段楽しめる曲が少ないのですが、「EVANGELION-VOX」は劇場版「THE END OF EVANGELION」に使用された「THANATOS -IF I CAN'T BE YOURS-」や「Komm,susser Tod[TUMBLING DOWN-MIX]」などの他、サントラをモチーフにしたオリジナルのボーカル入りの曲などが良く出来ており、様々な音楽を手がける鷺巣詩郎さんの音楽性が発揮されているように思えます。
 エヴァンゲリオンは、社会現象となったアニメ自体の人気もさることながら、音楽においても多方面に影響を与えたのではないか、とねこたまとしては思います。関連CDやコンサートなどは既に落ち着いて今後の展開はあまり無いと思いますが、現在もコミックは少年エースに連載中で、パチンコでも「CR新世紀エヴァンゲリオン」が稼動中。ハリウッドでの実写映画化も進んでいるようなので、今後もまだエヴァ・ワールドは続きそうですね。

※ 上記の[iTMS]はiTunesMusicStoreへのリンクで、iTunesがインストールされている環境にて試聴・購入(日本では未提供・輸入プリペイドカードでのみ可)できます。「Dies irae」に関しては同じ曲のリンクであり実際に使用された曲ではありません。

投稿者 ねこたま : 01:21