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エヴァンゲリオンの音楽

 ぼせwebにてエヴァンゲリオン劇場版サウンドトラック「DEATH」にも入っている「パッヘルベルのカノン(三声のヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調[Kanon und Gigue für drei Violinen und generalbaβ D-dur])」について取り上げており、それにちなんで「エヴァンゲリオンの音楽」について取り上げてみたいと思います。テレビ放映から10年…( ̄ロ ̄|||) ぼせさんはリアルタイムで見ていたか微妙ですが、ねこたまは放映以前から「凄いらしい」との噂になっていた「エヴァ」に当時どっぷり浸かってました。
 エヴァンゲリオンといえばオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」は有名ですが、一般的に影響を与えたと言う点ではエンディング曲「FLY ME TO THE MOON」が話題に上がることが多いと思います。この曲は番組オリジナル曲ではなく、作詞・作曲 Bart Howardのスタンダード・ナンバーの曲で、アニメ番組に使われるのは珍しい事だと思います。原曲が発表された1954年当初は「In Other Words」という3拍子の曲でしたが、その後1962年に「Fly Me To The Moon」と曲名を変え、4拍子の今の形になったそうです。フランク・シナトラ[iTMS]など海外で多くの有名アーティストにより歌われ、日本でも宇多田ヒカル、小林圭、ケイコ・リーなどが歌っています。エヴァ放映以前では日本ではあまり歌われていなかったので、影響は少なくないかと思われます。番組では、ほぼ毎回違うバージョンの「Fly Me To The Moon」が流れると言う、アニメ、そしてテレビ番組においても前代未聞の企画でした。様々な歌手、様々なテイストで毎回エンディングが楽しみでした。
 劇場版において使用されるBGMとしてクラシック曲が多く使用され、「パッヘルベルのカノン」や予告に使用された「Dies irae(レクイエムより)」[iTMS]などはエヴァのイメージが少なくないようですね。その「パッヘルベルのカノン」に歌を載せたsweetboxの「Everything’s Gonna Be Alright」が有名ですが、それより少し前に、「EVANGELION-VOX」[Amazon]という劇場版「THE END OF EVANGELION」公開後に発売されたアルバムの8曲目に「UTOPIA」と言うラップの曲があり、歌詞は全然違いますがコンセプトが似てるなぁ~と思ったり。
 日本の音楽界にその名を知らしめたのが、TVサウンドトラック3枚目「NEON GENESIS EVANGELION III」[Amazon]のオリコンアルバムチャート初登場1位です。アニメのアルバムでは「銀河鉄道999」以来17年ぶりの快挙だったとの事。購入の際、微妙に恥ずかしいジャケットでしたが…。エヴァンゲリオンの音楽アルバムは、テレビ・映画のサウンドトラックなどに加え、「エヴァンゲリオン・クラシック」というコンセプトでまとめられたアルバムなど多くのCDが発売され、DVDオーディオと言う形でも販売さています。
 ねこたまとしては、先に紹介した「EVANGELION-VOX」と言うアルバムがお気に入りです。他のサウンドトラックは番組挿入の為に短かったり、効果音的なものだったりと、普段楽しめる曲が少ないのですが、「EVANGELION-VOX」は劇場版「THE END OF EVANGELION」に使用された「THANATOS -IF I CAN'T BE YOURS-」や「Komm,susser Tod[TUMBLING DOWN-MIX]」などの他、サントラをモチーフにしたオリジナルのボーカル入りの曲などが良く出来ており、様々な音楽を手がける鷺巣詩郎さんの音楽性が発揮されているように思えます。
 エヴァンゲリオンは、社会現象となったアニメ自体の人気もさることながら、音楽においても多方面に影響を与えたのではないか、とねこたまとしては思います。関連CDやコンサートなどは既に落ち着いて今後の展開はあまり無いと思いますが、現在もコミックは少年エースに連載中で、パチンコでも「CR新世紀エヴァンゲリオン」が稼動中。ハリウッドでの実写映画化も進んでいるようなので、今後もまだエヴァ・ワールドは続きそうですね。

※ 上記の[iTMS]はiTunesMusicStoreへのリンクで、iTunesがインストールされている環境にて試聴・購入(日本では未提供・輸入プリペイドカードでのみ可)できます。「Dies irae」に関しては同じ曲のリンクであり実際に使用された曲ではありません。

2005/03/02 01:21