« ちょっとご無沙汰 | トップページ | 「Last.fm」、エキサイトと提携し日本向けサービスを発表 »

「よみがえる空」で「ひょっこりひょうたん島」の歌

現在、テレビ東京系で日曜深夜1時30分に放映中のアニメ「よみがえる空」にて、先週と今週(本日)放送分で、なつかしい「ひょっこりひょうたん島」の歌が流れました。

「よみがえる空」は、レスキュー部隊の新人ヘリパイロットである主人公が、苦しい業務や厳しい現実を目の当たりにしながら成長していくストーリー。航空自衛隊や、舞台である小松救難隊などの協力を得て制作されています。ストーリーや映像の丁寧さも好感が持て、ヘリコプターなどの航空機のCG映像はリアリティーがあります。

先週は、冒頭の自衛隊員と思われる人の葬式シーンで人形劇「ひょっこりひょうたん島」の曲が流れ違和感を感じましたが、本日の放送で、隊員たちがカラオケで合唱することで、この曲を流した意味を理解しました。ストーリーでは、自衛隊機が事故により1名死亡・1名生存となるが、その生存者も頚椎損傷という事に。辛い現実に気落ちするのはしょうがないが、それにめげずに前を向いて進んで行こうという歌詞に、子供向けの人形劇の歌でありながら、大人にとっても歌うことで再確認できる、そういう事を伝えたいという内容でした。

毎日の仕事に追われ、振り返ることもままならない毎日で直面する知人の死。現実は厳しいですが、自分にとっても、きっとその死んだ人にとっても、今生きている人が楽しく元気一杯に生きていくことが望むべき姿だと思います。よく「死んだ人の分まで頑張る」という意気込みを美談として使ったりしますが、個人的には「では、人が死ななければ頑張らなくて良いのか?」と変な反感を持ったりします。ま、ちょっと話はそれましたが、とにかくそれを変に重荷とせずに、先祖や亡くなった方々に敬意を表しつつ、今の自分の限りある人生を謳歌したいと思ったりしました。

2006/02/20 01:56