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笑えて、切なくて、面白い! 野原くろ「ミルク」

ミルク (1) 買いました!月刊誌「薔薇族」に5年間という長期に渡り連載されていた、野原くろ さんのマンガ「ミルク」(爆男コミックス)。一時は薔薇族休刊で「え~!単行本化期待してたのに…」とがっくり来ましたが、G-menのG-Project編集、古川書房から単行本化が実現、爆男コミックスのラインナップとして発売されました(薔薇族は現在復刊してます)。全3巻ですが、A5版とはいえ各1,200円というのはコミックとしては高額な部類で少し躊躇しましたが、もうホント待っていたので全巻発売されてから購入しました。2丁目で買おうと思ったら結構売り切れている店が多く、全巻揃っている店が無くて焦りました。一応日を置いて購入していったので、2巻見終わった後に3巻を探しながら「え!ちょっとどうなっちゃうのか早く見たいわ!3巻も一緒に買えばよかったわ!!」などと頭の中ではオネエ言葉で叫んでました(笑)。
 薔薇族掲載時は毎号見ていたわけではないのでストーリーはイマイチ掴み切れていませんでしたが、全般通して見て、よく出来たストーリー(まぁ、所詮はフィクションですから…と言う点はありますが)でほんと面白かったです。ノンケに恋する、というのは少なからず経験があるのでは? ねこたまも昔のちょっと甘酸っぱい片思いの経験を思い出しながら見てました。でもこのマンガ、何といっても、オカマ同士の良くある展開&盛り上がるネタがリアルかつ面白く、しかも、ちょっとコッチ系かしらと思うキャラに鎌掛けたら予想通りのリアクションしてくれるというイベントは笑いました。
スガッチこと菅原君 とにかくねこたまが気に入ったのが、3巻で出てくるスガッチこと菅原君。一見ちょっと純粋系でウブな感じの子ですが、このメガネを取ったら…ねこたまはメロメロでした。一時期ブームとなったゲーム「同級生」[Wikipedia]以来の「メガネっ娘」(今回は「メガネっ子」?)ショック!(当時はノンケの友達との盛り上がりでしたが、今回はねこたま的に大ヒット!)です。し、しかも~な展開が! ぜひぜひ全3巻買って見てください。爆男コミックですが、エロマンガ目的で買うとそれ程ではないので期待外れとなりますけどね。
 でもこのマンガ、画は好き嫌いあるかも知れないと言う点はありますが、どうしても気になる画が…。3巻のP294-295の見開きで、町並みから上に広がる空に感動的な締めくくりとなるセリフが…と言うシーンなのですが、そこの町並みがぁぁぁ~。なんか電線とか信号機(?)とかが大変なことに…。これ、良かったんですかねぇ。
 とにかく、野原くろ さんの次回作があったら、また見てみたいと思います。「ミルク」が良く出来た作品なので期待も大きいと思いますけど、待ってますよ。あと、イラストレーターとしてのお仕事って、ゲイ業界以外とかなのかなぁ。そっちも見てみたいな。

2005/06/08 02:48