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QuickTime News Japan - QuickTime7のお知らせ

 ねこたまは最近になってアップルコンピュータのApple eNews-Japan、Apple eNews Pro、QuickTime Newsを購読しているのですが、先ほど「QuickTime7」のお知らせのメール「QuickTime News: February 17 2005」が届きました。それによると、

2005年前半に登場するMac OS Xの次期バージョン“Tiger”に標準搭載される「QuickTime 7」によって、メディアコンテンツはまったく新しいステージに進もうとしています。次世代のHD DVDやBlu-rayディスクの標準規格にも採用される“H.264/AVC”を新たにフルサポート。
とのこと。WindowsMediaPlayerRealPlayerという他の標準的なメディアプレーヤーに先駆け、ISOとITU-Tによる国際標準規格である次世代高画質動画フォーマットであり、HD DVDやBlu-rayディスクやプレイステーションポータブル(PSP)に採用され、今後地上デジタル放送における1セグメント放送(携帯端末向け地上デジタル放送)に採用予定のフォーマットに対応とのことで、3GPP・3GPP2フォーマットとして携帯電話各社との提携が行われたMPEG-4の対応に続いて魅力あるニュースですね。MPEG-2の2倍以上、MPEG-4の1.5倍以上といわれる高いデータ圧縮率は魅力ですが、現在のところPCで作成できる環境が殆んど無く、最近ではCyberLinkのPowerEncoder MPEG4 AVC Editionが発売され、現在の所それぐらいしか作成できる環境を知りません(ちなみにこの製品は動画キャプチャーとMpeg1/2とDivXとMPEG-4 AVCへの変換が売りですが、CMカットなど編集機能も無く、音声もPCM固定と微妙な製品ですが…)。
 一般的にパソコンでのメディアプレーヤーとしてはQuickTimeはイマイチ普及していませんが、特定の分野において強い、というのは戦略的には成功しているのかと思います。国内外のメジャーな映画の予告編では、その高画質という点においてQuickTimeフォーマットが多く利用されています(QuickTime - Movie Trailers)。でも、QuickTimePlayer起動時のProキー購入を迫る確認画面は多くの人が面倒と感じ、あまり良いイメージを与えないと思うのですが…(無料版をダウンロードする際に苦労させられるRealPlayerよりはマシか?)。

2005/02/18 02:39