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「槇原敬之の本。」「イン・ザ・プール」

 今日、本屋に行ったら「槇原敬之の本。」(幻冬舎)が売っていました。彼のデビューから現在までの様々なことについて綴った本です。「あの事件」についても、少しではありましたが触れているようですが、あの時の「彼」(「金○郎」クンとか某スポーツ紙に書いてあったかな)のことについてはあったかな? 触りしか読んでいないので詳しいことはぜひ購入して確認してみて下さい。ねこたまは、今日は奥田英朗 著「イン・ザ・プール」を購入した後にこの本に気づいたけどお金が足りないので泣く泣く見送りました。
 その今日買った「イン・ザ・プール」(文藝春秋)という本は、とある精神科の医師のもとへ訪れる患者の5つのストーリー。様々な症状に陥った患者たちが、「伊良部一郎」なる癖の強い医師に不安を覚えながらも通院するうちに次第に快方へ向かう、という感じで、読み終わったあと何かすっきりする感じがしました。第四回大藪春彦賞受賞で話題となり、ちょっと凝った装丁で表紙に見覚えがある人は多いはず。現在は続編にあたる「空中ブランコ」が発売されています。個人的には、患者が「普通ではない」ということに異常に焦燥感に駆られる(多くの読者も同様に感じるだろう)のですが、既にゲイであることを受け入れているねこたまにとっては「ふーん」程度なのと、上手く行き過ぎな展開がねこたま的にちょっと物足りない気もします。とはいえ、逆にライトな分、本をあまり読まない人にも抵抗感が少なく、トンでもないイベントが起こるコメディーは単純に楽しめるかと思います。日本ヘラルドにて来春映画公開との事なので楽しみです。

2004/09/29 02:20