« 自由が丘散策 | トップページ | アフィリエイト導入を考え中 »

「イノセンス」DVD意外と売れてる?

 ねこたまが今年一番期待して、納得できた作品「イノセンス」のDVDが9月15日に発売されました。今回の発売では、作品に登場するバセットハウンド犬のオルゴールが付属する「リミテッドエディション VOLUME 1・DOG BOX」が10月20日に延期なので、それまで待ちなわけですが、ショップで何気なく置いてあるかな~って覗いてみると、在庫を見かけることが少ないので、「売れているのかな~」って感じです。もしかしたら出荷量を抑えている気もしますが…。
 今回の映画の宣伝は、スタジオジブリの鈴木敏夫 さんがプロデュースに参加で押井守監督作品にしては派手に宣伝し、第57回カンヌ国際映画祭 オフィシャル・コンペティション部門ノミネート と話題性もありましたが、世界設定とストーリーが難解で「一般人向きじゃないなぁ」って思う作品なので、実際の興行収入はどうだったのかしら。個人的には、期待以上に濃い作品で、とても楽しめました。公開までは素子が作品に絡むのかまで分からない状態だったので、「出てくるのだろうか。出てくるとしても、バドーとのラブロマンス…となる訳もないし…。ドキドキ」と思っていたら、期待通りの内容となっていました。これも一つの愛、なのでしょうか。
 まぁ、超オタク向け作品であるので万人にはお勧めできませんが、興味のある人は前作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を見てから本作「イノセンス」を見てください(そうしないと話が分かりません)。また、音楽と映像のみ楽しめる「イノセンスの情景 Animated Clips」もあります(BGVな感じで、主人公達の映っていない背景をメインとした作品)。また、世界観が気に入ったらCS放送で放映中のもう一つの攻殻機動隊(映画版と一部異なる設定)のテレビシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(以前日本テレビ系で再放送され、現在はCSにてセカンドシーズン放送中)は比較的一般向けで、「平成14年度文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門優秀賞受賞」「東京国際アニメフェア2003 公募・アニメ作品部門優秀作品賞受賞」しており、DVDで発売中です。タチコマ(原作ではフチコマ。サポート役の小型思考戦車)が良い味出してます。お勧めは日経キャラクターズ!5月号付録にもなった第2話「暴走の証明 TESTATION」で、比較的予備知識なしで分かりやすい内容&画像のクオリティーは歴代最高かと 。第9話「ネットの闇に棲む男 CHAT! CHAT! CHAT!」 と第15話「機械たちの時間 MACHINES DESIRANTES」 は笑えた。

2004/09/20 23:23