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彫刻・版画家 舟越 桂

 今月のMacFan 12月号の表紙は、ねこたまの好きな彫刻・版画家である舟越桂さんです。雑誌の付録のCD-ROMには舟越桂さんのインタビューがあるそうで、普段あまり声や映像を拝見できる機会が少ないので、興味ある方はぜひ。
 初めて舟越桂さんを知ったのは、やはり小説「永遠の仔」(幻冬舎 刊・天童荒太 著・1999/3/10)の表紙です(先月の9月30日には文庫版が発売)。リアルでありつつ、それ以上に存在感のある彫刻に心打たれ、それ以来、氏の存在と作品は気になっていました。昨年、美術出版社の美術手帖2003年5月号(No.834)で「舟越桂の変貌」と特集され、氏の作品が決して少なくないこと、そして多種多様な作品があることを知り、同時期(2003年4月12日~6月22日)に開催された東京都現代美術館企画展「舟越 桂 展」へと足を運びました。氏の作品の多くを間近に見ることができ、ほぼ人間の等身大の作品が多く、荒削りな部分を残しつつも人間臭いとも言える存在感を醸し出し、まるで生きているかのような輝きを放つ瞳にも感動しました。現在では学校の教科書に載るなど日本を代表する彫刻家の一人と認知されており、資生堂男性化粧品のサイトSHISEIDO MENにて中田英寿と共にイメージキャラクターに抜擢されたりしています。
 今後、どんなコンセプトでどんな作品を作るのか、ねこたまをどう唸らせるのか(?)楽しみです。

2004/10/29 23:36